きたまち宵あかりとは
毎年9月上旬に行われる『きたまちといろ』の中の一企画。
2022年は9月9日(金)〜9月15日(木)まで行われました。
『きたまち』と呼ばれる一帯を盛り上げて、観光客へ周知するために行われているイベントだと思われます。
イベント前に行われるワークショップに参加された方々の作ったランタンが並べられるのが最大の特徴ではないでしょうか。
自分の作ったランタンを探して回るのもこのイベントの楽しみのひとつにもなっているようです。
おすすめ撮影ポイントや気をつける点など
旧奈良監獄(国指定重要文化財)正門前
オススメといえば断然ここでしょう。
夕暮れに浮かび上がるロマネスク様式の表門が異世界トリップしたようで、本当に美しいです。
この写真は午後6時30分過ぎに撮ったものですが、夕暮れ狙いなら午後7時までが勝負だと思います。
この日、爆焼けはしませんでしたが、そのかわり空のグラデーションがとても綺麗でした。
撮影で気をつける点
- 三脚の使用禁止
- 駐車禁止
- 車に轢かれないように注意する
- 三角コーンの中に入って撮影OK
- おすすめレンズ
三脚の使用禁止
公式には三脚の使用は禁止されています。
ただし、他の撮影者がいなければ(もしくは邪魔にならなければ)スタッフさんの判断でOKもらえるのかもしれません。
スタッフさんにお願いして一枚だけ、三脚で撮らせてもらったという話を現地でお聞きしました。
駐車禁止
一般の方用の駐車場がありませんので、公共の交通機関で行く必要があります。
ただし電車の駅からかなり遠いので(近鉄奈良駅からだと徒歩40分)、奈良交通バスで近くまで行った方がいいかもしれません。
個人的にオススメしたいのがレンタサイクル。
今は24時間営業しているレンタサイクル屋さんとかあるんですね。
実はですね。
表門の向かって右に外来者用駐輪場があるんですよ。
そんなわけで、自分はここに駐めさせていただきました。
車に轢かれないように注意する
どういうことかと言いますと、この旧奈良監獄。
正面が小さな広場のようになっているのですがその広場を挟んだ先が、地元の方の生活道路になっているのです。
↑この角度で撮影しているとちょうど背後を車が通る形になります。
『結構な頻度で車が通るので撮影に熱中して轢かれないように』と現地に着いてすぐスタッフさんに教えていただきました。
『きたまち宵あかり』のランタンを置かせていただけるように現地の方々にお願いした時も、暗い中で人がウロウロしていて、万が一の車との事故を心配なさっていたとのことで、なかなか許可が下りなかったとのお話もお聞きしました。
自分が訪れたのは平日だったため、広場に人があふれ返ることはありませんでしたが、人が多い時は注意した方がいいと思いました。
三角コーンの中に入って撮影OK
ランタンを並べ終わった後に三角コーンが並べられます。
一見、これより向こうに入ってはいけないような気がしますが、入っても大丈夫です(スタッフさんに確認済み)。
ただし、他の方の撮影の邪魔にならないように気をつけて……とのことでした。
日が完全に暮れる前は引きで撮ってる方が多いので、辺りが真っ暗になってからが狙い目かな、と思いました(あくまで私見です)。
おすすめレンズ
おすすめ…というか自分の失敗を踏まえてのことですが、建物全体と空を撮るなら焦点距離24mm以下のレンズは必至です。
実は初めて訪れた日に35mmレンズしか持っていなかったので、建物全体を撮ることができず、日を改めて撮り直しに行きました。
24mm〜35mmだと手ブレもしにくいので三脚がなくてもそれなりに撮れました。
ここに貼り付けた画像は、だいたいF2.8もしくはF1.4で ISO500前後 1/10SSで三脚なしで撮っています。
アクセス
電車
近鉄奈良駅下車 徒歩40分
奈良交通バス「般若寺」下車 徒歩3分
住所
奈良県奈良市般若寺町18
東大寺 転害門前広場(国宝)
東大寺に残る数少ない天平建築で国宝に指定されている転害門。
天平と令和の時を超えたコラボですね。
旧奈良監獄と比べ、意外と人が多いなと感じました。
撮影するなら知っておくべきこと
- 三脚使用OK
- 近くに駐車場あり
- 撮影のおすすめ時間帯
三脚使用OK
『きたまち宵あかり』の会場の中で、唯一、三脚撮影が許可されています。
近くに駐車場あり
車で来場する場合、ここに駐めて旧奈良監獄やバスターミナルには歩いていくという選択肢もありだと思います。
ただし休日の場合は混み合うそうですので、素直に公共の交通機関を使ったほうがいいかもしれません。
撮影のおすすめ時間帯
ランタンに寄って撮る分には何時に行っても問題ないと思います。
引きで撮る場合、背景が真っ暗だといまひとつ映えないので、まだ空に色味が残っている午後6時30分〜午後7時の間に明るさを調整しながら撮るのがベターだと思います。
ただし、転害門は西向きに建っているため、旧奈良監獄のように夕暮れを背景に入れては撮れません。
それと、撮影時間帯に関してもうひとつ。
引きで全体を正面から撮りたい場合は注意が必要です。
午後7時前後に近くのケアハウスの人たちがやってきて、毎日ランタンの中で団らんを楽しみに来られます。
その間はじっと立ち止まって動いてくれませんので、長時間露光で人物を消すこともできません。
引きで全体を撮るのは諦めて、ランタンの撮影に専念するか、他の撮影スポットに移動して最後に戻ってくるのがよいでしょう。
スタッフさんに確認したところ、毎日午後7時前後にやってこられて午後7時30分までにはにはお帰りになられるとのことでしたので、この時間帯は外した方がいいかもしれません。
アクセス
自動車
名神高速道「京都南IC」から京奈和自動車道経由約60分
京奈和自動車道「木津IC」から南へ約7km
第2阪奈有料道路「宝来IC」から東へ約8km
西名阪自動車道「天理IC」からR169経由北へ約10km
駐車場
近くにコインパーキングあり
※ただし土日祝日は満車の可能性がかなり高いので注意が必要です
電車
近鉄奈良駅下車 徒歩20分
奈良交通バス「手貝町」バス停下車すぐ
住所
奈良市今小路町
奈良公園バスターミナル屋上
ビルの屋上のせいか、風が吹き抜けてとても心地よかったです。
駅から近いという立地のせいか、会社帰りに立ち寄った的な方の姿もちらほらと散見され、なんとなくビアガーデンを彷彿とさせる雰囲気に思えました。
ベンチもあるので疲れたらやすんでまったり眺められるのもグッド!
最終日は渡り通路にもランタンを並べてくださったとのことで、見応えがアップしていたのではないでしょうか。
撮影するなら知っておくとよさそうなこと
- 三脚の使用禁止
- 気をつける点は1点のみ
- 撮影のおすすめ時間帯
三脚の使用禁止
旧奈良監獄と同様、三脚の使用は禁止されています。
気をつける点は1点のみ
バスターミナルの屋上に設置された会場なんですが、屋上に行く方法がとってもわかりにくいということ。
バスターミナルの1階には会場へ誘導する案内板みたいなものはなく(きたまちといろのポスターは貼ってあったような…)案内のスタッフらしき姿もありません。
いや、言い切るのはよくないかな。
いたのかもしれませんが自分はお見かけしませんでした。
そんなわけで、初見の方は間違いなく迷うかと…というか、自分は迷いました。
建物の構造のせいでわかりにくさがあるのかもしれませんが、わからない…と思ったら素直にビルの中のお土産もの屋さんに聞くのが吉です。
撮影のおすすめ時間帯
どの会場も共通だとは思いますが、完全に空が暗くなる前に撮ったほうが映えると思います。
そんなわけで日没時間の午後6時30分〜午後7時過ぎまでがおすすめの時間帯ということになりますね。
上の写真ではあえて構図に入れていませんが、夕暮れ時に興福寺の五重塔を写し込むように撮るのが鉄板のようです。
ただ、来年から約10年間は覆屋で姿を臨めなくなります。
アクセス
自動車
駐車場
無
近くにコインパーキングあり
※ただし土日祝日は満車の可能性がかなり高いので注意が必要です
電車
近鉄奈良駅下車 東改札口から1番出口を出てそのまま東へ徒歩約10分
奈良交通 市内循環バスの「県庁前」下車 東へ徒歩約3分
住所
奈良県奈良市登大路町76
東向北商店街
……時間が足りなくて行けませんでした。
夜の商店街の撮影も楽しそうだなと思っていたのですが、む、無念です。
来年、リベンジしてきます。
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